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「星とたんぽぽ」は、2017年から児童発達支援を開始しました。
2012年6月に発足したボランティア団体「星とたんぽぽ いっぽずつ」にて、発達障害の子どもさんへの支援、保護者の方への支援、正しい理解を深める講演会を行い、6年目の2017年に当初の目標であった事業所を設立しました。
ごあいさつ
星とたんぽぽ理事、事業所所長 渡邊 好子
私は37年間、保育士として、発達障害の子ども達と一緒に過ごしてきました。40年も前の事ですから、自閉症の事も、まだ理解されておらず、「普通」に近づけることがゴールだと、間違った関わりをしてきました。
正しい理解や関わりが子ども達にとって、どれほど大切な事かを学ぶうち、私は、この事業をする事が、自分に課せられた課題のように感じ、3年早く園を退職し、平成29年4月、特定非営利活動法人 星とたんぽぽを立ち上げました。そして、日々子ども達の良いところに目を向け、普通と言われる子ども達に近づけることではなく、一人ひとりが自己肯定感や自己効力感を持って大きくなり、なりたい自分になる応援ができれば、と思っています。発達障害といわれる子ども達、保護者の方から元気や色々な気づきをもらう日々です。色々な出逢いに感謝しながら、命と思いが続く限り、続けてまいりたいと考えております。
星とたんぽぽの理念
発達障害の子ども達が、自分のよさを知り『自己肯定感』を持って、地域の中で豊かに暮らしいく。強みを生かし、弱みに寄り添い、なりたい自分になる応援をする。
☆人は一人一人違います。「同じ」になる事を目標にするのでなく、一人一人の強みを生かし、なりたい自分になる応援をします。
☆本人の強みを生かして、大切な就学前の幼児期に自己肯定感を持てるようにしていきます。
☆本人との関係を築き、人に対する信頼を知らせていきます。
・人って信頼できる。
・困った時に助けてもらえる。
・一緒ならチャレンジできる。
〇親の会や勉強会を通して、困った時に相談できる事業所になります。
〇子どもさんの強みについて『そのままでも、あなたにはこんな素晴らしいところがある』ということを知らせていき、家族が誰より理解者、協働者になれるよう具体的な支援の方法を一緒に考えていきます。
星とたんぽぽ 3本の柱
1.個別に合った支援
一人ひとりをアセスメント(評価)し、家庭での様子、園での様子をお聴きしながら、一緒に支援計画を立てていきます。強みも違えば、苦手な事も違う。違う人間なのですから当たり前…
その支援計画に基づいて、強化子(励みになったり、意欲につながる物)に合わせて手作りします。
2.横、縦の連携
子ども達を真ん中に置いて、関係する者たちが手を繋いで、子どもの支援にあたるのは当然のことと考えています。保護者、病院、園、学校、療育・・・
【保護者との連携】
保護者の方も、私たちがしている支援を一緒に見て頂いたり、時には保護者の方がする機会があればと思いますが、狭い事業所なのでなかなか保護者の方も一緒に・・・という事が実現できず申し訳なく思っています。毎回療育の終わる15分前に保護者の方には来ていただき、本日の子どもさんの様子の報告を、使ったツールや撮った映像をお見せしてお話する時間を設けています。個別支援計画にも、家庭でどんなことを取り組むか?についても積極的に参画していただくようにしています。また、家庭の中にも構造化を入れたいと言われる方には、別途有料にはなりますが、お家に行かせていただく場合もあります。
【園との連携】
入所時に園での様子を書いていただき、個別支援計画を立てる時の参考にさせていただきます。また、5~6月頃には、園に通っている子ども達の保育園・幼稚園訪問をさせていただき、構造化された少人数の事業所では見られない普段の姿を、個別支援計画の課題として挙げさせていただいたり、担任の先生や園長先生とお話させていただいて、共通意識を持って関わる事に努めています。特に夏休みごろには、大勢の園の先生方も、事業所での様子を見学に来てくださいます。
3.社会に正しい支援を広める
私が保育園に勤務しだした40年前に比べると、自閉症についてのかなり理解も支援も進んだように思います。しかし、まだまだ「自分勝手」「わがまま」と言われる事も多く、保護者の方は「親のしつけができていない」と言われる事もあるようです。星とたんぽぽの3本目の柱は、講演会、勉強会、見学等を通して、社会に正しい理解を広めることです。
各種マニュアル
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